介護業界の未来は明るい?介護ロボットの開発で分業化が可能になるか

Pocket

介護ロボット現在多くの老人介護施設が、業務の煩雑化による職員の肉体的精神的負担を課題にしています。

そのため離職者の数も多く、介護の現場はどこも慢性的な人員の不足に苦しんでいます。

同時に介護報酬の2.7%引き揚げにより、運営者としても厳しい経営を強いられているのが現状です。

人材不足による個人の負担と、人を雇うことができない事業者の負担を同時に軽減する施策として、今介護現場におけるロボット開発に期待が今寄せられています。

老人介護に置いて介護者をもっとも苦しめるのが移乗介助における肉体への負荷と、認知症高齢者などに対する見守り行動です。

肉体的に自由の利かない人の体重を任せられると言うのは、足や腰に大きな負担を掛けます。

不自然な姿勢で仕事を続けていると腰痛が悪化するリスクを抱えてしまうのです。

この事も介護の現場に人が定着し辛い一因となっています。

また家庭における介護の問題として、認知症高齢者の徘徊防止に時間的な制約を課すことと、いついなくなるのか分からないという緊張が主に介護に当たっている主婦の方に高ストレスを与えていることが挙げられます。

この2つの大きなテーマを解決するために、ロボットの導入が検討されているのです。

介護ロボット開発は国家的プロジェクトとして産官学の連携によって進められるようになりました。

先ずは介護者の肉体的負担を減らすためのロボットスーツの開発です。

これは装着した人の筋力を補強する役割を果たし、小さな力でも高齢者の体を持ち上げることを可能にしました。

量産化、軽量化が進むことで腰痛問題解決の糸口になるかもしれません。

また屋内型のロボットとして施設内、家屋内に居る高齢者を24時間休まず見守る監視ロボットの研究も進められています。

こうしたロボット技術を取り入れることで、ある程度介護業務の分業が可能になり働き手が少ない事の解消にも向かいます。

たとえば監視ロボットが普及することによって深夜の見守りなどの負担が軽くなり、介護者がゆっくり休む時間を確保してくれます。

あるいは装着型ロボットスーツが各事業所に行きわたるようになれば、少ない人員で大勢の移乗介助を行うことも可能になります。

ロボットとの介護業務分担により、人間のやらなくてはいけないことを減らすことでヒューマンエラーを抑止し、介護が必要な高齢者の方にも安全に過ごしていただくことができます。

介護ロボット実用化への働きかけは経済産業省と厚生労働省の協働で進められています。最終的な目標は家庭で介護ロボットが稼働している日常を創出することなのです。

Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です