高血圧で自覚症状がなくても放置しないほうがいい?

高血圧
Pocket

寝たきりになる可能性もある高血圧

数々の健康関係のテレビ番組や雑誌などでも高血圧というのは良くないものであり、高血圧を下げるためのサプリメントや食品、運動方法などが紹介されています。

しかし、健康診断などで高血圧気味といった結果が出てもピンとこない。

自分としてはあまり自覚症状が無いので気にならないという方の中には、高血圧であっても具体的な事は何もせず、放置状態にしている方もいます。

しかし、高血圧状態を放置しておくことは大変危険。

爆弾を抱えているようなものであり、ある日突然高血圧が原因の病気などで寝たきりとなる可能性があるのです。

高血圧を下げる必要がなぜあるのか、これだけメディアに取り上げられるほど高血圧が問題となっているのかを具体的に知れば高血圧が怖くなり、下げる努力をしようという気持ちになるはず。

病気となってからでは後悔しても遅いのです。

今回は高血圧をなぜ下げる必要があるのか、高血圧を下げるためにはどうしたらよいか詳しくお話ししましょう。

高血圧はなぜ下げないと危険なのか

血圧というのは血管に血液が流れる時にかかる圧力の事。

血液が血管を押すときの圧力が高くなることを高血圧と言います。

心臓は1分間に60~70回血液を血管に送り出す役目をし、血液を全身に巡らせています。

心臓が血管に血液を押し出した時に最も圧力がかかる時が最高血圧と言い、収縮後心臓が広がって圧力が最も低くなる時は最低血圧と言います。

最高血圧を収縮期血圧、最低血圧を拡張期血圧と言い、収縮期血圧が140mmHgより高く、拡張期血圧が90mmHg以上となるのが高血圧とされています。

私たちの身体は血管が全身にめぐっており、血液が順調に行きわたることで健康な状態でいられますが、高血圧の状態が続くと心臓に負担がかかるだけでなく、血管に大きなダメージを与えます。

さらに血管の弾力が失われ、堅くなっていき、動脈硬化などのリスクが高まります。

心臓だけでなく、脳や腎臓などにも悪影響を与え、脳卒中やくも膜下出血そして脳出血などのリスクも高まります。

さらに脳のダメージで認知症の大きな原因になると言われています。

大切な臓器・脳・血管を守るためには高血圧を下げることが大切なのです。

高血圧を下げるためにはまず原因を知ること

高血圧の原因は毎日の生活習慣によるものが大きく関係しています。

まず注意しなくてはいけないのが塩分の量です。

塩分を多くとり過ぎてしまうと血管を流れる血液量が増え、血圧をあげてしまいます。

健康を考えると日本人の食塩は1日に7~8グラムが理想的ですが、平均するとそれよりも多く、10~11グラム摂取していると言われています。

スナック菓子やお漬物が好きな方や料理を出されると必ずお醤油やソースなどの調味料を足してしまう方はさらに多くの塩分を摂取している可能性があります。

肥満の方も高血圧になりやすいと言われています。

高カロリーの物ばかりを食べていると高インスリン血症を引き起こし、血圧をあげてしまうのです。

多量の喫煙や飲酒も高血圧を引き起こす原因となりますし、運動不足や不規則な生活、睡眠不足や過度の緊張・ストレスも血圧をあげる大きな原因となります。

また、加齢による血管の老化による動脈硬化の進行で高血圧を引き起こします。

女性の場合は妊娠や出産のときに高血圧になる場合があります。

高血圧気味と診断された方は日頃の生活習慣を振り返り、思い当たるものがあれば出来るだけ早く改善することが大切です。

高血圧は怖い!血圧を下げるためには

血圧を下げようと思っても数時間や数日で下がるわけではありません。

まずは今までの生活習慣をすべて見直し、日ごろから対策をするのが一番。

何よりも大切なのは血圧を下げるために良いことを続けることです。

・出来るだけ規則正しい生活を心掛ける

生活が不規則だと食事の時間も睡眠時間もバラバラでいい加減になりがち。

今の生活の中で出来るだけ早寝早起きを心掛け、3食腹八分目でバランスの取れた食事をし、

睡眠時間を充分に確保するようにしましょう。

・食事は塩分や脂ものなどに気を付ける

揚げ物やジャンクフードなどは控えめにし、塩分も控えめを心掛けましょう。

出来るだけ新鮮な野菜・果物・お魚をバランスよく摂る事。

味付けは酢や香辛料などを上手に使用すると塩分が少なくても気にならず、おいしく食べることができます。お醤油やソースなどはお皿などに少しずつ入れ、付けて食べるようにすること。

決して直接食べ物に調味料を掛けないようにしましょう。

麺類などを食べた時は出来るだけ汁物は残すこと。

慣れてくると濃い味がだんだん苦手になり薄味が美味しいと思えるようになります。

・無理のない運動を心掛ける

過剰な運動は高血圧の危険があり、ストレスにもなるのでやめること。

無理のないウォーキングやストレッチ、ラジオ体操など毎日続けられる運動がベストです。

・お酒はほどほど。禁煙をめざしましょう

将来的に大きな病気にかかるリスクの高い高血圧を下げるためには、中途半端な事では下がりません。お酒はたしなむ程度を心掛け、たばこは禁煙をめざしましょう。

・寒さや暑さ、便秘にも気を付ける

高血圧の方は極端な寒さや暑さは血圧を上げ、身体に大きな悪影響をあたえます。

寒い日は脱衣所と浴室は前もって暖めておくことが大切。

お風呂は極端に熱いお湯は避けましょう。

また、便秘等による「いきみ」は血圧をあげるので注意が必要です。

日頃から食物繊維の多いものやヨーグルトやオリゴ糖など腸内環境を良くする食べ物を意識して摂取するようにしましょう。

・ストレスは溜めない事

仕事や勉強のストレスは溜めすぎない事。自分の趣味の時間を持つ、好きなスポーツをする、カラオケやスポーツ観戦などで大きな声を出す、友達と楽しい時間を過ごすなど楽しい時間を過ごし、ストレスはこまめに発散しましょう。

・肥満気味の方は毎日体重計に乗る事

肥満の中でも特に内臓脂肪の多い方は血圧が高くなる成分が多く分泌されているため、体重を減らす必要があります。

適性体重はBMIで25を超えないことが目安です。

適度な運動を行い、食事の際はゆっくりとよく噛んで食べ、腹八分目にすること。

間食は決まったカロリーや量で調整し、袋ごとスナック菓子を食べたりしないよう、小皿にとって食べるといった工夫を行いましょう。

最初は嫌ですが毎日必ず体重計に乗るようにすること。

極端に痩せる必要はないので適性体重を維持できるよう、チェックしましょう。

血圧を下げる食材

毎日の食生活の中で塩分・脂分を控えめにし、バランスの良い食事を心掛けるのが大切ですが、血圧を下げる効果が期待できる食材を上手に積極的に摂るようにしましょう。

マグロやブリ、サバや秋刀魚やイワシなど主に青魚に含まれているDHAとEPAを含むものは血栓を作らせないようにし、血流を良くする効果が期待できます。

お魚の料理などが面倒な場合はこれらを含むサプリメントやお魚の缶詰などを上手に利用すると手軽に摂取することができます。

また、カリウムを含む食べ物は体内で不要となった塩分を排泄してくれ、血圧を下げる効果が期待できます。アボカドや納豆、ホウレンソウ、大豆、サトイモ、バナナ、キュウリ、メロン、キウイフルーツなどはカリウムが豊富に含まれています。

そして食物繊維の中でも水溶性食物繊維であるアルギン酸は高血圧予防に最適。

ごぼうや納豆、オクラ、芽キャベツ、モロヘイヤ、インゲンマメ、海草などに豊富に含まれているので主菜・副菜に上手に使用し、おいしくいただきましょう。

一生付き合う自分の身体は自分自身で大切にし、守ること。

高血圧は日頃の心がけで大きく改善できます。

Pocket

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*