充実した老後を過ごすために欠かせない趣味の存在

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老後の趣味

人生100年時代の老後

高齢化が進んでいく中、平均余命は伸びて行きいまや「人生100年時代」の到来も近いと言われています。しかも、医療の発達によって100歳でも健康ですごせる人口も多くなっていくでしょう。

このような状況下にあって、退職するのが75歳だったとすると、その後余暇の時間が25年もあることになります。65歳で退職すれば35年という年月を過ごすことになります。

もちろんこれは予測であり、すべての人が100歳まで健康でいられるわけではありません。しかし、平均余命が今後も伸びていって、ある程度健康な状態を維持しながら生活していく高齢者が増加するのはまず間違いないでしょう。

そこで欠かせないのが趣味の問題です。現役世代に仕事や子育てに集中していて、自分の時間をほとんど取ってこなかった、というのが、これからの後期高齢者の特徴でもあります。

そんな75歳以降の人たちが、いきなり仕事を失ってやることを無くしてしまうと、一気に生活が張りを失います。そして家の中に引きこもりやすくなり、体力が失われていってしまいます。

そうした状況を変えるためにも、頭や体を適度に使う趣味の存在が必要なのです。これは認知症の予防にも効果的な意味を持っています。

老後の趣味の問題は、単なる暇つぶしではありません。膨大な余生を充実して送るために、健康、お金、人間関係を円滑にしておく手段でもあるのです。

この3つは、高齢者の生活にもっとも欠かせないものになっていくでしょう。お金を失わず、健康を維持して、社会に参加し続けること。これが、高齢者の生き方になっていくのです。

老後に趣味を持っていないと…

内閣府の調査によって、現在60~70代の8割が生活に生きがいを感じているということが分かりました。ではどのようなときに生きがいを感じているのでしょうか。

それは、人と会ったり、スポーツや趣味に熱中しているときがもっとも生きがいとして受け止められているようなのです。孫の成長を見守るというのも大きな生きがいでしょうね。

では、人と会う機会がなく、没頭できる趣味やスポーツを持っていない高齢者の生活はどうなっていくでしょうか。それは、やはり張りのない、生きがいを感じられない余生になってしまうのです。

特に、1人暮らしの高齢者が生きがいを感じにくくなっていると言われています。1人暮らし、いわゆる独居老人問題は深刻です。

1人で暮らしていると、人とコミュニケーションをとる機会が薄れ、自宅に引きこもって新聞を読んだりテレビを見たりする毎日を送るようになってしまいます。

こうした環境は、脳にもよくない影響を与えます。外に出ずに、適度の刺激を与えないと、人の脳はどんどんその力が低下していくのです。そして、老人性うつになってしまったり、認知症の発症を招きます。

また、自宅いることに対してストレスを感じてしまい、近隣の子供や子育て家庭と高齢者がトラブルを起こすという問題も起きています。

脳が活力を失うことで、冷静な判断が出来なくなり、ちょっとしたことでもすぐカッとなって、時には深刻な事件を引き起こしてしまいます。これは早急に解決しなくてはならない問題です。

生きがいもなく長い時間を過ごすことは、体験した人にしか分からないつらさがあります。そうして社会とのつながりを失って、孤独死に至ってしまう高齢者が、都市部を中心に増えています。

つまり、何か趣味を持っていて外に出る習慣があることが、人生100年時代が来たときに必要不可欠になるのです。人とのつながりを失わないことが、生きがいを感じ続けることにとって重要です。

趣味の存在は、人と人をつなぐきっかけになります。人間関係の輪が広がれば、自然と精神も穏やかになり、ストレスを溜めにくく健康にもいい影響を与えます。

そして近隣の人たちともトラブルを起こすことなく、円満な関係を保ちつつ毎日をすごしていくことが出来るようになるでしょう。

高齢者に人気のレジャー・アクティビティ

では、老後にする趣味はどのようなものがあるのでしょうか。今までなんらかの趣味を持っていた方はそのために時間を使えるので問題ないですね。

これまで趣味といえるほどのものを持ってこなかった方に、ある程度体力がなくても出来る、あるいは体力回復のために出来る趣味を紹介しましょう。

まずは簡単な体力づくりとして、登山がおすすめです。登山といっても、実際には山歩きという程度の簡単な運動です。日本は山が多い国です。全国の都道府県別の登山ガイドも出版されています。図書館などにもあります。

そういったもので調べれば、自宅近くの簡単に登れそうな山がどこにあるのかすぐ分かります。中には山頂まで道路が整備されていて、難しい準備をしなくても運動靴で登れる山もありますよ。

そして、山の緑は脳によい刺激を与えてくれる上に、植物が発しているフィトンチッドという物質がストレスを解消してくれます。そしてもちろん足腰が衰えない良い運動になります。

山登りが出来るようになったら、今度は写真に目を向けてみましょう。なんといっても、自然は被写体の宝庫です。1人で上っても、木々の間から見下ろす町や、小さな花、湧き水など、目を引くものがたくさんあります。

今は素人でも簡単に操作できるのに、本格的な写真が撮れるカメラが廉価で市販されています。そうしたものを購入するために、いろいろと情報を調べることも楽しいものです。

山登りに慣れてきたら、今度は少し遠出をして近隣の県にある山にトライするのもいいですね。その際、所在地にある温泉を調べておくのもおすすめです。

温泉めぐりも高齢者の趣味の中で人気のものになっています。山に登って少し疲れた後の泉質のいいお湯は格別なものでしょう。体にもいい刺激ですし、達成感を得た後の自分へのご褒美になります。

それに、温泉によっては病気に効果を持っているところもあります。特に肩こりや腰痛など高齢者が抱えやすい症状に効くものもあるでしょうし、肌の乾燥を防いでかゆみなどを解消してくれるものもあります。

温泉めぐりと関連して、国内旅行もおすすめです。老後の特権は時間が自由に使えるということですね。そのため、若いころ行ってみたかったけれど時間がなくて行けなかった観光地にいくらでもいけます。

注目を浴びているのが。キャンピングカーをレンタルして自炊しながら旅行をする、というスタイルです。中には中古などで自分専用のキャンピングカーを持つ方もあるようですね。

この場合は、運転をするという負担が伴いますが、運転技術が衰えないためにも習慣的に車に乗っていることは重要です。もちろん、視力や聴力などに問題が出てきたら速やかに医師の判断を仰ぎましょう。

このほか、ピアノなどの楽器にトライすることも体や脳の健康のために良い刺激をくれます。ピアノは手の指を複雑に動かすので、脳の働きを活発にしてくれるのです。

認知症予防として今芸術的な趣味を持つことは重要だとされています。初心者には、大人の塗り絵という本も出版されているのでそうしたものからはじめてみるのがいいでしょう。

このように趣味とは人に活力を与えるものでもあり、生活に張りをくれるものです。ぜひ体力や時間、お金と相談しながら、熱中できるものを探してください。

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