内側からのケアも大切。紫外線対策に有効な食べ物

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紫外線

紫外線の体への影響

春から夏にかけて太陽からの紫外線が強くなります。紫外線にはいくつかの種類があり、その大部分はオゾン層によって吸収されますが、残り5%程度が地上に降り注いでおり、私たちの体をそれを浴びます。

太陽光は適度に浴びないと健康によくないといわれていました。特に幼いお子さんは、骨を強くするために日光浴が必要と考えられていたようです。

事実紫外線を浴びないと体内でビタミンDが合成されません。その結果くる病といって骨が柔らかくなってしまう症状が現れたり、成人では骨粗しょう症の原因になったりします。

しかし猛暑が続く近年では、夏の紫外線の浴びすぎは体に様々な悪影響を与えるということが分かってきました。そのために、浴びてしまった紫外線への対策が必要なのです。

紫外線を浴びすぎると体にはどのような影響が現れるのでしょうか。まず挙げられるのは肌トラブルですね。女性には関心の高い話題なのではないでしょうか。

周知されているように、紫外線を浴びると肌のしみや黒ずみの原因になります。それは紫外線が肌への刺激になるからです。人の皮膚は刺激を受けると攻撃を受けたと判断し、体を守るためにメラニン色素を生成します。そのため紫外線を多く浴びた部分にしみや黒ずみができてしまうのです。

また、紫外線は皮膚にある繊維芽細胞というものにも攻撃を加えるといわれています。繊維芽細胞とは肌の張りを保つためのコラーゲンを生成する機関です。ここがうまく働かなくなると、肌が老化が進んでたるみやしわが多くなり、全体的に老けた見た目になってしまいます。

ここまでは美容関係の問題ですが、もっと深刻な症状にかかってしまう場合もあるので、注意が必要になります。それは、紫外線の浴びすぎによって病気になるリスクも高くなるからです。

まず、長く紫外線を浴び続けていると免疫力の低下が危ぶまれます。皮膚上にはランゲルハンス細胞というものがあり、ここから免疫細胞に働くように指示が出されているのですが、紫外線はランゲルハンス細胞のDNAを破壊してしまいます。

そのため免疫細胞への指示がうまく通らなくなり、徐々に免疫力が落ちていってしまうのです。夏風邪などを引きやすくなるのはこうしたことが原因でもあります。

また、免疫力が落ち続けると、肌が刺激に抵抗しようとする力を失います。そのため、がん細胞が活性化して皮膚がんを発症してしまうこともあるのです。

日本人の皮膚がんの発症率はその他の部位のがんにくらべて低くなっています。さらに生存率も高いのが特徴的ですが、あくまで統計なので予防に力を入れるのは悪いことではありませんね。

また、体の中で皮膚だけでなく眼球も紫外線の影響受けます。あまり強い紫外線を目が受け止め続けていると、充血を起こしたり眼球に炎症が起きたりするのです。

このように、不足しても悪影響な紫外線ですが、浴びすぎることによって深刻な症状を呈することもあるので、夏に向かって注意深くなることが求められます。

 

食事でできる紫外線対策

紫外線への対策としては、UVカット素材を使った帽子や日傘、日除け、手袋などの使用、日焼け止めクリームを塗るなどが一般的ですね。夏場屋外に出るときはこうしたケアが欠かせません。

それ以外の方法として、普段の食事から紫外線に対する抵抗力をつける方法もあります。それによって肌が守られてしみやそばかすや黒ずみができるのを防ぎ、見た目年齢が老けてしまうのも予防できます。

それだけでなく、がんなどの病気にかからないために、食べ物にも敏感になっておくことが重要です。そこで紫外線に効果的な食べ物を挙げていきましょう。

第一に取りたいのは、果物類です。みかんやイチゴ、キウイなどの果物にはビタミンCが多く含まれています。ビタミンC群は紫外線に対して有効に働き、しみや黒ずみを防いでくれる成分の代表格といえます。

化粧品の中に含まれることもありますが、ビタミンCはそのままでは肌に浸透しないので、ビタミンC誘導体という形になって利用されています。

それよりも、口から直接食べたほうが消化吸収されて体への働きかけも強くなります。日本人はあまり果物を食べない国民と言われていますので、紫外線対策だけでなくもっと果物を意識して取ったほうがいいようですね。

次にビタミンAに近い働きをするβカロテンを多く含む食べ物をとる事です。βカロテンとは、植物などに含まれる色素の一種で、抗酸化作用がつよい成分です。

抗酸化作用とは、体の中で細胞を攻撃する活性酸素に抵抗できる力のことです。そのため、βカロテンを多く取ると紫外線で傷ついた細胞を修復する力も得られるので、紫外線対策の食べ物としてはおすすめです。

βカロテンは、かぼちゃやにんじんなどの緑黄色野菜の色素に多く含まれています。そこでこれらの野菜をスープやサラダにして食べるようにしましょう。かぼちゃは夏に美味しいものがあるので、季節的にも合っていますね。

第三には、ビタミンB群を取ることですね。ビタミンB群は体の代謝を活発にして、傷ついた古い細胞が新しい細胞と入れ替われるのを手助けしてくれます。

そのため、紫外線を浴びて日焼けやしみそばかすが増えたり、免疫力の低下などが起こっても、回復が早くなるのです。これは美肌作りの面でも非常に効果的な食品群といえます。

ビタミンB群は、大豆製品や卵、牛乳などに含まれていますので、朝食で取りやすいメニューだと思います。ご飯に納豆と卵焼きなど理想的な朝ごはんですね。

ここに上げたもの以外にも、紫外線による刺激から肌を守るために、抗酸化作用の強い食品を意識して取るようにするといいでしょう。

抗酸化作用の強い食べ物はいろいろあります。身近なところではトマトが挙げられます。トマトは紫外線の強い夏が旬の野菜です。トマト一個は医者いらずということわざがあるように、旬の食べ物というのは健康によい働きを持っていることが多いのです。

 

要注意!紫外線に反応して肌荒れを起こす食品

紫外線に対抗できる食品とは反対に、食べてしまうと紫外線と反応して肌あれを起こしやすくしてしまう成分もあります。それはソラレンというもので、光毒性物質とも呼ばれています。

光毒性物質を食べてから紫外線を浴び続けると、体が紫外線を吸収しやすくしてしまいます。そのため日焼け止めを塗っていても肌が荒れやすくなってしみや黒ずみができてしまうのです。

光毒性物質は、様々な食品に多く含まれています。代表的なものが、レモン、きゅうり、セロリ、パセリ、紫蘇、キウイなどです。

一覧してもらえばお分かりかも知れませんが、これらの食品には抗酸化力の高いビタミンCも多く含まれているのです。特にパセリは何気なくでしか食べませんが、ビタミンCの含有量が多いことが分かって注目されている野菜です。

レモンなどはビタミンCを含む食べ物の代表格のようなものですね。そのため、日焼け対策のために夏はレモンをよく食べるという方もいるのではないでしょうか。

ですが、食べすぎは却って日焼けを増進してしまうのです。夏にレモンやきゅうりはよく出回りますが、量を気にしながら食べなくてはせっかくの紫外線対策が意味をなしません。

もし、食べるとするなら夕食時にとるようにしましょう。光毒性物質は、光に反応して肌荒れを起こすので、夜太陽が沈んでいる時間帯なら影響を受ける心配がありません。

紫外線に抵抗する食べ物を取るときには、このように同時に紫外線に反応してしまう成分が含まれていることもあるということを知っておきましょう。

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