うつ病の症状と原因について

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うつ病

心がこじれてしまううつ病とは

普段は健康な方でも身体の疲労や無理が続くと、免疫力が衰え、体調を崩し、風邪を引きやすくなります。

一方、身体ではなく、精神的な無理がたたり、心が風邪を引いたようにこじれてしまう状態がうつ病(鬱)です。

風邪をひくと咳や熱、喉の痛みなどで体がとてもつらく、治るまではとても大変です。しかしそれ以上にいったんこじらせてしまうと困難なのが心の病気であるうつ病です。

うつ病は風邪と同様、誰にでもかかる可能性がある病気。

特に時間に追われ様々な事を次々と行わなければならないストレス社会と言われる現代ではうつ病にかかる人数は年々増えています。

うつ病はひどくなると自殺願望がでるため命にもかかわる怖い病気です。

うつ病はどのような症状や原因を知っておくことは将来もしも自分自身や家族、知人・友人がかかった時に早期発見が出来、早めに治療を行うことができます。

今回はうつ病の症状・原因などについてご紹介しましょう。

うつ病の症状1(こころに現れるサイン)

うつにかかると様々な症状が現れます。

その症状の中でも大きいのが抑うつ気分です。

心が重く、落ち込み、感情のエネルギーさえもなくなった状態となり、何を食べても味がなく、何をしても楽しくなく、かといって悲しいのを爆発させるといった感情も出てきません。

何かをしようという意欲がなくなり、ため息ばかりが出て、気持ちは落ち込んだまま。

喜怒哀楽という感情がシャッターを閉じたような状態となります。

大好きだった音楽やテレビなどを見てもこれといった感情や感動も湧き出ることが無くなります。

今までと様子が違うと本人や周囲が早めに気づき、少しでも早く治療が出来ればよいのですが、本人は病気と考えられる状態ではなく、周囲も性格がちょっと変わった、気まぐれ的なもの、環境の変化の一時的なものといった程度にしか受け止めず、そのままの状態が続いてしまいがち。

もしかしてこれはうつ病なのでは・・と気づくまではかなりの時間がかかってしまう事が多いのが現状です。

毎日がつまらない、何をするのも面倒、やる気が起きない、何もしたくない、気分がへこむといった抑うつ状態は時には誰でもあるもの。

大抵は身体を少し休めたり、美味しいものを食べたり、大好きな事に打ち込んだりすれば気持ちが晴れ、元気になりますが、うつ病になってしまうと気持ちは曇ったままの状態が晴れることなく続きます。

人に何かを言われてもなかなか理解することが出来なくなる方もいれば、おしゃれや身だしなみなどにも一切興味がわかなくなる方もいます。

また時には不安が押し寄せ、焦燥感で落ち着いていられなくなり、心の落ち着き場を無くしてしまい、とても苦しい状態となります。

こういった状態が2週間以上続いた場合はうつ病である可能性が高いです。

うつ病の症状2(身体に現れるサイン)

うつ病になると心に現れるサインだけではなく、身体にもさまざまな症状が現れます。

人によって症状の現れ方も違いがあります。

・食生活に現れる症状

うつ病になると食生活にも変化が現れます。食欲がなくなり、食べ物に対しての興味がなくなります。食べることさえも面倒になることもあります。

短期間で本人は意識していないのに、あまり食べないため急激に体重が減っていく方もいます。それとは逆に急に食欲が出て過食に陥り、甘いものなどが極端に欲しくなるため、急激に太る方もいます。

・睡眠に現れる症状

うつ病になると多くの方が睡眠異常に陥ります。

なかなか寝付けないため眠れない状態が続く、熟睡できず何度も起きてしまう、寝ても全く眠った感じがない、早く目覚めてしまう、一度寝るとなかなか起きることができないといった症状が現れます。

・疲労や倦怠感が続く

うつになると身体が重く、疲れた状態が一日中続く、思うように動けない、だるい、何もする気が起きないといった辛い症状が続きます。

・その他の症状

その他の症状として女性ですと月経の不順が続く、男性ですと勃起障害などが現れます。

また性欲も減退となる方が多いです。

急な発汗や息苦しさに襲われる、動悸や焦燥感に悩まされる、頭痛や肩凝り、めまい、関節の痛みなどが現れる、便秘や胃腸の調子が悪いのが続くなど人によって様々な辛い症状が現れます。

身体にも様々な症状が現れるという事は心も体も悲鳴をあげているという事。

心と身体は一体なので心が不安定で辛くなることで身体にも悪影響が出るのです。

うつ病の主な原因とは

うつ病の原因というのはこうだ!という明確な原因がはっきりと解明されていなく、特定されたものがあるわけではないのがとても難しいところです。

現段階では様々な要因が重なりあった結果で起こる病気と考えられています。

いくつかの原因を挙げてみましょう。

・遺伝的要因

まず挙げられるのが遺伝的な要因です。

大きな割合では無いですが、ある程度関係しているという事はほぼ確実と言われており、親がうつ病を経験している、またうつ病である場合、子供もかかる確率はそうではない場合よりも2~3倍高いと言われています。

必ずかかるという訳ではなく、かかりやすい要素を持っているのでストレスをこまめに発散する、疲れすぎないなど自分自身を労わることでうつ病の予防することは可能です。

・環境的要因

次にうつとなる原因で考えられるのが環境的要因です。転勤や進学、引っ越し、クラス替えなどの環境変化や人間関係のトラブル、家族との不仲、結婚や離婚、妊娠や出産や育児、

仕事を失う、財産を失うなどのトラブル、厳しい家庭内環境、職場環境などが挙げられます。

一生懸命頑張らなくてはといった想いや几帳面な性格の方の場合は無理が生じ、うつ病となる危険性があります。

・身体的要因

うつは身体的なことがきっかけで起こる場合もあります。

慢性的な疲れや更年期、月経前、出産前後、老化によるホルモンバランスの乱れ、脳の血管障害、がんなどの大きな病気、感染症、甲状腺機能異常などのほか、血圧の薬や避妊薬などを薬の影響による影響も考えられます。

・ストレスによるもの

うつ病にかかる原因は現代社会でも大きな問題となっているストレスの影響が大きいと言われています。

それはとても複雑なものが絡んでおり、仕事の失敗や失業、貧困、近親者との死別などの悲しみからくる大きなショックによるストレスもあれば、昇進・進学・結婚・出産といった人から見れば羨ましいほどの嬉しい出来事からくるストレスもあります。

また、親せきや友人、ご近所の方との人間関係のトラブル、仕事場や子供の親同士の人間関係のトラブルなども心のバランスが崩れる大きなきっかけとなります。

その他にも身体の歪みや栄養の偏り、化学物質や気圧、気温、湿度などによるストレスもあります。

できるだけ早めに医師に相談しましょう。

まずは家族や親しい人が最近の様子がおかしい、抑うつ状態の様だ、食欲がなさそうだ、と感じたら、優しく話しかけ、ゆっくりと休ませてあげましょう。

また、自分自身でもうつ病のサインに気が付いたらまずは自分自身を大切にして身体を休ませること。几帳面で真面目で一生懸命あることは良い事ですが、心身共に疲れ切った状態であるのに無理をしてしまうと一層心の風邪をこじらせてしまいます。

長い人生一番付き合っていくのは他人ではなく、自分自身です。

いつも一生懸命頑張っている自分にごほうびとして、思い切って休暇を取りましょう。

そしてどちらの場合も出来るだけ早く医師に相談をすること。

怪我をすれば外科に行きますし、歯が痛ければ歯医者へ行くのと同じことです。

うつ病は誰もがなる可能性がある病気であり、多くの方が診察を受けています。

全く身構える必要はありませんし、恥ずかしい事ではありません。

適切な治療を受ければ改善できる病気です。

長引かせず、早めに心療内科や精神科または総合病院で診察を受けましょう。

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