精練した糸に豆汁(ごじる)下地をしました。
木綿の糸は植物染料とは結び付きにくいため、豆汁下地が必須です。
糸の量の25%の乾燥大豆を、前の晩から水に浸しておきました。

ミキサーにかけて、漉します。

漉す布は、着古したTシャツ生地を2枚重ねにしています。伸縮性があるので、絞りやすいです。
以前平織りではない布で絞ったら、圧力で穴が開き豆汁が噴出して悲惨なことになりました。。
丈夫な布を使うことをお勧めします。

何度も豆をミキサーにかけて絞ると、どんどん豆の量が減っていきます。
4~5回ほど行い、豆汁の量がそこそこ出来たら、糸が浸るくらいに水を足し、綛を浸けこみます。

豆汁が糸に浸透するように押して絞ることを2回繰り返し、数時間浸けておきます。

よく干して乾燥させます。
↑ これがとても大事なので、作業は必ず晴れる日に合わせて行います。
また豆汁下地をした後は、なるべく早く染めた方が良いように思います。
数年たったもので染めたとき、まったく色が入らなかったことがありました。
これで、糸の下準備ができました。


