コブナグサの穂

 

この春、畑の空いている植え穴に、コブナグサの種を播いてみました。

 

コブナグサは、別名「八丈苅安」といい、アルミや灰汁媒染できれいな黄色が染まります。

私が住んでいる地域では自生しているものがありますが、近くでは沢山の量が採れないので、まだ染めたことがありません。

まずは種を取る目的で栽培をはじめました。

 

今回は苗は立てず直播きでしたが、もりもり育ってくれました。

穂の出始めが染めの適期なので、今は盛りを少し過ぎたころです。

 

 

ちなみに、そっくりな草でチヂミザサという植物があります(ちょっとピンボケですが)。

これが沢山あるのを見て、コブナグサがこんなに生えてる!! と喜んだことがありますが、全く別のものでした。

葉の縮れはよく似ていますが、チヂミザサのほうが葉の形が尖っています。またコブナグサは、葉のもとの部分が茎を巻くような形になっています。

そして秋になると全く違う穂が出るので、容易に見分けがつくようになります。

 

ちょっと気の長い話ですが、来年たくさん育てることができたら、糸を染めてみたいと思っています。

 

 

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