フクギの染め

先日、フクギの樹皮で糸を染めました。
西表島に住んでいた友人から、以前頂いた貴重な染料です。

樹皮は糸と同量の600g。肉厚で良いものです。
山崎青樹さんの本によると、フクギは古くてもよく染まるとのことだったので、今回はアルカリでの煎出はしないことにしました。

ふだん、木の場合は実や枝がを使うことが多いため、こんなに立派な樹皮を扱うのは初めて。
最初は大きめの断片で煮出したのですが、なんとなく素材の実力が発揮できていない感じです。

やはりもっと細かくしたほうが良いと思い、あとから手で割きました。
事前に細かくする場合は、ナタなどを使う必要があったと思うけれど、煮たあとなので、手でもなんとか1/3位の大きさにちぎることが出来ました。

もう3回も煮出した後だったのですが、やっぱり出方が少し違いました。細かくするのは樹皮を使うときの鉄則でした…。

浴比が増えてしまうので、もとの薄めの染液を使って2回煎出しました。

 

染めは80℃前後でします。色素がよく入り褪色しづらいという方がいたので、参考にしています。

今回は灰汁が間に合わなかったので、アルミ媒染に。

今回は染め→媒染→染めをひと工程としました。

 

鮮やかな黄色が染まりました。やっぱりフクギはすごい染料だなと思いました。

糸の撚りの強さと、単糸や双糸の違いが色に出ています。

褪色はしにくいと思うのですが、念のため日を置いてもう一度染めを繰り返したいと思います。

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